食器洗い機を粗大ごみとして処分する際の手続きや、異なる方法ごとの詳細、かかる費用、注意点について、わかりやすく解説します。

 
最近のマンションには、食洗機が付いているキッチンが多く、家族のいる家庭でも食洗機を取り付ける家庭が増えています。

とても便利な食洗機ですが、買い替えるときや引っ越しのタイミングなどで、古い食洗機の廃棄方法に悩む方も多いのではないでしょうか。

 
今回は、食洗機の処分について、粗大ゴミで処分する方法をお伝えします!

また、事前にやっておくべきことや食洗機の取り外し方法なども含めて詳しく解説しますので、ぜひご参考にしてください♪

目次

食洗機を粗大ごみとして処分する流れ

食洗器を自治体の粗大ゴミとして捨てる際の、具体的な流れについて説明していきます。

粗大ゴミとして処分する方法

自治体で処分する際は、お住いの地域の粗大ゴミ受付センターなどに事前に連絡をし、収集の予約を取らなければなりません。

受付は、電話もしくはインターネットでの申し込みが可能です。

回収までの流れ

1️⃣電話やインターネットで申し込む ➡︎➡︎➡︎➡︎➡︎ 収集日を設定する
 
2️⃣該当する処理手数料分の粗大ごみ処理券を購入する ➡︎➡︎➡︎➡︎➡︎ 地域ごとに必要な粗大ごみ処理券の金額を事前に確認しておきましょう

3️⃣収集日の指定時刻(通常午前8時)までに、指定された場所に粗大ごみを出しておく ➡︎➡︎➡︎➡︎➡︎ 
 粗大ごみ処理券を購入し、受付番号や氏名、収集日などの情報を記入して、粗大ごみに貼り付けます

ごみ処理施設へ持ち込む場合(自己搬入)

自治体に依頼するのではなく、ご自身でゴミ処理施設へ持ち込むという方法もあります。

地域によっては、回収してもらうより持ち込みの方が、処分費が安くなるところもあるようですね。

ただし、持ち込みを受け付けていない地域もありますので、各地域のHPなどで確認しましょう。

持ち込みでの処分も回収してもらう場合と同じ流れですが、予約日当日にゴミ処理施設へご自身で持ち込むことが必要です。

食洗機の種類と取り外し方法

食洗機の種類は大きく「据え置き型(卓上型)」・「ビルトイン型」の2つに分けられます。

それぞれの特徴と取り外し方法を見ていきましょう。

据え置き型食洗機の処分


据え置き型は卓上型とも呼ばれ、その名のとおりキッチンの水回りに置くスタイルの食洗機になります。
ビルトインタイプに比べ比較的低価格で購入できるため、賃貸物件にお住いの方・導入コストを抑えたい方にオススメです。

据え置き型の食洗機は簡単に設置できますが、取り外す際には設置手順の逆を行えば問題ありません。

据え置き型の取り外し手順

1️⃣食洗機内の水を排水する ➡︎➡︎➡︎➡︎➡︎ 乾燥のみを行い、1~2分後に電源をオフにします。

2️⃣分岐推薦のコックを閉じます  

3️⃣電源プラグ、アースを外します

4️⃣分岐推薦から給水ホースを外します ➡︎➡︎➡︎➡︎➡︎ ホースを取り外す際に、水漏れが起こる可能性があるので、作業の際にはタオルなどを用意しておきましょう。
 

5️⃣排水・給水ホースを本体に上向きに固定する際には、粘着テープなどを使用して固定する ➡︎➡︎➡︎➡︎➡︎ 
 排水口が上を向くように固定することで、運搬中に水漏れを防ぎます。運搬時は、傾けずに水平に持ち運ん  でください。

ビルトインタイプ食洗機の処分


最近の傾向から考えると、人気のタイプはビルトイン型です。
新築マンションでもビルトイン型を導入しているケースが多く、大容量であることからファミリー向けのマンションでも実用性の高さが発揮されています。

ビルトインタイプの食洗機は据え置き型食洗機よりも、本体を水栓やキッチンのシンクから取り外す手間がかかります。

作業前にキッチン床を傷つけないように、食洗機の前にはタオルやシーツなどで養生することをお勧めします。

ビルトイン型の取り外し手順

1️⃣電源を抜く

2️⃣給水・排水ホースの位置を確認する
 
3️⃣アングル止水栓(蛇口)を閉める ⚠️必ず閉めましょう
 
4️⃣給水ホースを外す
 
5️⃣排水ホースを外す
 
6️⃣給水口と排水口のキャップをしっかり締める

7️⃣本体を固定している金具を外し、食洗機を本体から取り外す

 
上記がビルトインタイプ食洗機の取り外しの流れになりますが、一般の人には難易度が高い作業になります。
そのため、業者に取り外し作業を依頼すると別途10,000円~20,000円程度費用がかかると想定されます。
 

手間や時間とコストを照らし合わせて、自分で取り外すか業者を活用するか考えましょう。


取り外した食洗機を処分する場合は、不用品回収業者に依頼し、取り外しと回収を一括で行ってもらうのがベストです。

不用品回収業者を利用する場合の手順については、下記の記事で詳しく解説していますのでご参考にしてください。                                                  

食洗機の種類によって取り外しの難易度が変わってきます!

食洗機処分にかかる費用

食洗機を粗大ゴミとして処分する際の費用について確認してみましょう。

自治体の粗大ゴミとして処分する場合

粗大ゴミとしての処分費用は各地域によって異なります。

ここでは例として、下記の4つの地域を参考に見ていきましょう。

地域条件等費用
愛知県名古屋市食器洗い乾燥機¥500
大阪府大阪市食器洗い乾燥機(卓上型)¥400
東京都中野区乾燥機(食器洗い乾燥機)¥1,300
福岡県福岡市食器洗い乾燥機¥500

再利用可能な食洗機の処分方法

再利用可能な状態の食洗機は、リサイクルショップフリマアプリなどを利用して手放すのも一つ方法です。

売却する場合について解説します。

リサイクルショップへの販売

まだ使える食洗機は、リサイクルショップで買い取ってもらうこともできます。
状態が良くてまだ使える食洗機であれば、廃棄するよりも買い取りしてもらう方が良いでしょう。

なお、高く売れるポイントは以下のとおりです。

  1. 状態を良く保つ: 食洗機を高く売るためには、状態を良く保つことが重要です。定期的な掃除やメンテナンスを行い、外観や機能に問題がないようにします。
  2. 付属品を揃える: 食洗機を売る際には、付属品(取扱説明書、付属のアタッチメントなど)が揃っていると買い手にとって魅力的です。可能な限り、付属品をすべてそろえておくと良いでしょう。
  3. 修理履歴を提供する: 過去に修理やメンテナンスを行った履歴がある場合は、それを買い手に提供することで信頼性が高まります。修理や交換した部品の情報も共有しましょう。

  
このように、売却を検討している場合は一度食洗機の状態を確認してみましょう。

フリマアプリやオークションでの売却

食洗機を少しでも高値で売りたい場合は、フリマアプリオークションで売るのがおすすめです。
リサイクルショップの場合は、状態が悪いと売れないことも多く、お店で提示された価格で取引が成立してしまいます。

その点、フリマアプリやオークションであれば、自分で値段を設定したり最低価格を決められるため、リサイクルショップよりも高値で売れる可能性が高いでしょう。

まとめ

 
食洗機を自治体の粗大ごみとして処分する際は、地域によってルールや申し込み方法、処分費用が異なってきます。
事前によく確認し、ご自身のお住いの自治体のルールに従って正しく処分をしましょう。


ご自身で処分する場合、取り外しが難しいかもしれません。

特にビルトインタイプの食洗機は専門業者に依頼するのが1番良いでしょう。

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